マルイチ+業務スーパー
岩手県で「業務スーパー」(神戸市)のFC展開を行う、
盛岡市地盤のスーパー「マルイチ」が、
事実上の本店である「城西店」に業務スーパー部門を導入した。
業務スーパーは、加工食品や冷凍食品、調味料から洗剤などを
「業務用」として販売している。業務といっても一般の客も歓迎しており、
たとえばマヨネーズ1キロとか、お吸い物100袋など大ロット品が売られている。
ほとんどはPBやノーブランド品であり、漬け物や冷凍食品などは中国産も多いが、
「安くていい品」を標榜している。
これまでマルイチは、既存の生鮮スーパーや酒販の「タストヴァン」を
業務スーパーに転換してきた。ただ生鮮食品がないのが欠点でもあったため、
地元客のニーズに応える意味で、野菜や肉、魚など生鮮品も取り扱うようにした。
いままでの業務スーパー店舗では、売り場の一部を生鮮コーナーにしていたが、
今回の城西店でははじめて、最初(改装時)から生鮮と業務スーパーを融合。
従って、大手メーカー品や「CGC」商品と「業務スーパー」商品が一緒に売られていることになる。
完全に混ぜて売られているいるわけではなく、
「業務スーパーコーナー」「マルイチコーナー」のような分け方をしているが、
シームレスになっているのは事実。
マルイチプロパーの商品でも、プライスカード(値札)の多くは
業務スーパーで用いられるタイプになっている。
なお、業務スーパーの品物にはポイントカードのポイントがつかず、
その旨は随所に明記されている。
おもしろいのは、同じ品物で大手メーカーの品と業務スーパーの品(京醍醐味噌など)が
両方売られているところ。さすがに仲良く並べて売るわけにもいかず
売り場は分けられているが、たとえば同じわさびのチューブでも
128円のS&Bのものと、78円の「ハチ食品」という中小メーカーの品が売られている。
カニバリ(食い合い)だが、選択の幅を広げていると言えるだろう。
店の方は大変だろうが、客としてはいろいろな品が買えるわけで、
城西店リニューアルは面白い試みといえるだろう。
数年前、近くに大手・イオンのスーパー「マックスバリュ」が進出しており、
差別化を図る意味もあると見られる。
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