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昼休みの魔物たち

中央マスコミにも注目された、岩手県庁の昼休み問題が転換点を迎えた。

朝日新聞によると、職員にアンケートした結果、66%が「60分に戻すべき」と回答し、
7月から「45分と60分の選択制」にするとの決断を下したのである。

ただ、昼休みを60分に増やした分、終業時刻も現行の17時15分から17時30分となるため
アンケートでは22%いた「45分のままでよい」という人にも配慮し、
選択制を導入するようだ(朝日によれば、沖縄県が選択制を実施しているとのこと)。

商店街は大歓迎の姿勢を見せている。
期待とは逆に売り上げが下がり肩すかしを食らった県庁内の食堂も喜んでいるという。

朝日新聞は職員の声という形を借りながら、
「45分と60分の選択制は意味がない」
「黙って全員60分昼休みにすればいいのに」のような伝え方をしている。

では、45分に昼休みを短縮したことっていったいなんだったのだろうか。
そもそも「襟を正す」ためにしたことなのに、
「うちらの売り上げどーしてくれる」と商店街が騒ぎ、
マスコミはいつものように県庁を悪者にして「そーだそーだ」と塩をまいた。

県庁はかまびすしい商店街とマスコミに屈し、
終業時刻を犠牲にして、昼休みを元に戻すこととなったわけだ。
一般企業と同じで、残業をしていく人もいるだろうから(外から見ていると結構多そうだ)、
やいのやいの言われるのなら15分くらいどうでもいい、という人も多いのだろう。

とはいえ、家庭の事情などで、昼休みは短くてもいいから早く帰りたい人もいるだろう。
前回の結びで書いた「妙案」が、60分と45分の選択制、ということになるようだ。

昼休みに棲みついた「魔物」に、役人たちが振り回された。
最大の魔物は「商店街とマスコミ」だったのかもしれない。

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