ウソ番組の代償
「発掘!あるある大事典」のねつ造問題を検証する外部委員会が、
少なくとも同番組に16件、不適切な内容があったと発表。
納豆、寒天、チョコレートなどの回で問題があったとした。
おそらくこれ以上に、ねつ造や不正確な内容があったものと
考えられるが、発表するのも恐ろしい結果になるのでは、と思うと
番組を毎週見ていた身としては背筋が凍る思い。
委員会は、制作側の「下請けピラミッド構造」を指弾。
内容の検証などを欠いていたのは明らかと指摘する。
テレビ局から制作会社へ、そしてさらに小さな制作会社へ
番組の制作を押しつけられた結果、
タイトなスケジュールで制作せざるを得ず、
結果検証などがおろそかになった、という図式。
一番迷惑を被ったのは、ウソの情報を押しつけられた視聴者だ。
この機に乗じて「テレビなんかにダマされやがってバカどもが」とばかりに
エセ科学番組やそれらを信じる人々を指弾する書籍が発行されているが、
テレビ番組の内容、しかも科学的だと標榜する番組を
疑ってかかれ、というほうが無理がある。
やはり、テレビ側にも真摯な姿勢が必要だ。
批判の矢面に立たされ、マスコミに進退ばかり問われる千草宗一郎社長。
彼は現役テレビマン時代に、「変なプロデューサー」として
番組に出演、けっこう人気があったらしい。
いまや頭をペコペコ下げ、マスコミから「いつ辞めんのやオッサン」と
冷や水ばかりかけられている千草社長の姿からは想像もできない。
関西テレビはいわばスケープゴートで、
実際は東京や大阪の放送局にはこんな問題がゴロゴロしているはず。
下請けに孫請けを重ねる過酷な制作状況は、
むしろ変わっていないのではないか。
情報番組のみならず、バラエティ、もしかしたら報道番組にもあるのかも…
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