今を殺すか、昔を殺すか
盛岡にある、県公会堂とか、バスセンター、旧県立図書館などの
「古めかしい建造物」に対してはあまりいい印象がない。
そもそもが機能不全(図書館に至っては単なる廃屋)であり、時代に合っていない。
「昔懐かしい感じだから」ありがたがっている人たちもいるが、
もっと便利に、もっと使いやすい施設だったらいいのに、といつも思うのだ。
それと、なかなか気づかれにくいけれど、
これらの古い施設は段差が多く、高齢者や身障者には使いにくかったりする。
ほかにも、映画館通りや(店としての)茣蓙九、旧地名復刻運動など、
「昔ながらの盛岡を守ろう」という機運、運動はあるが、
これらに大きく心を動かされはしない。
昔を守れば、今は殺されるからだ。
当然、これらの保護運動は全く逆で、
「今を守るために昔を殺していいのか」という考えに立脚しているものである。
失われた歴史は戻らない。しかし、豊かな未来のためには捨てるものもあるんじゃないのか。
残すのはいいけど、有効に使われているか考えてみて欲しい。
たとえば、県公会堂なんて今や「使えない建物」でしかないのだ。
老朽化が激しすぎてメンテしても汚くしかならない。
それを、県庁の隣という超一級地に維持し続けるということについて、
「昔からあるから」「これが『もりおか』だから」は存続の理由になるのか?
今を殺すからには、「昔を守る」理由がよっぽど相当なものでなければならないと思うが、
「昔からあるからそれを守る」だけなら、存続の理由としては弱いのではないか。
粋のない人間の戯れ言とお思いかもしれませんがね…。
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