あるある休止

午後9時。「発掘!あるある大事典II」で取り上げた
「納豆ダイエット」にまつわる虚偽についての謝罪放送がスタート。
大阪・関西テレビのスタジオと思われる場所から、
関テレの毛利八郎アナがダーク系のスーツに身を包み、神妙な表情で登場。
毛利アナ自体、全国の視聴者にはなじみがないため、一種異様な雰囲気を醸し出している。
VTRの作りも普段の「あるある」とは明らかに異なる。おそらく関テレプロパーの作り。
「あるある」が東京の外部プロ「日本テレワーク」にほぼ丸投げだったことがここからわかる。
冒頭から5分間、毛利アナが番組の「虚偽」について説明。
番組ホームページで掲載された概要と同じだが、番組VTRを引用している分、リアルに伝わってくる。
出演者(識者も含む)にはモザイクがかけられ、
「ウソまみれの番組」だったことを教えてくれるようだ。
当然ながら、楽しい雰囲気のスタジオ進行部分は全くスルーだったが、
視聴者としてはMCの堺正章や志村けん、「被験者」だった神奈月らにも意見を聞きたいところだ。
深々と毛利アナが頭を下げ、謝罪放送は終了。
1分半のCM枠(ACと番宣)のあと、普段の雰囲気で「スタ☆メン」が前倒しでスタート。
爆笑問題太田がやや謝罪放送をおちょくっていたが、さらりと流され、
ゲストの周防正行のあいさつの後、
宮崎県知事に「そのまんま東」が当確したニュースに突入。
「あるある」スポンサーだった花王が今回の件を許すはずもなく、
9時台にCMはまったく放送されなかった。ACも番宣もなしの「ノーCM」。
まる1時間、フジと関テレの「持ち出し」での放送である。
「スタ☆メン」は急に大増量したことをみじんも感じさせぬ作り。
周防のほか、舛添要一、長嶋一茂などの特別ゲストが次々登場。
制作には関テレも関与していることもあり、必死でがんばったのだろうか。
番組全体通してこの問題はスルーかと思われた10時半。
ニュースコーナーで「“あるある大事典”虚偽の番組内容」として
関テレ社長の記者会見のVTRとともに捏造の概要を伝えた。
司会の阿川佐和子からコメントを求められた宮崎哲弥は、
「報道機関であり影響力もあるテレビが、視聴者を謀(たばか)った」とフジ・関テレを断罪。
太田は「テレビが信頼できるものなのか、『こんなもん』で終わるのかは
今後の『あるある』の対応によって決まるだろう」とし、
さらに「この問題を真っ向から攻撃できるテレビ局はいないだろう」と、
いまのテレビ業界を皮肉った。
なかなかに、難しい問題だ。
今回の事件で番組全体の信頼性が揺らいだ「あるある」は打ち切り濃厚と見られるが、
テレビ番組全体にも、うっすらと陰を落としている問題なのだ、とあらためて認識させられた。
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