シティ青山、ジョイスが入居
盛岡市のスーパー、シティ青山が直営部門を廃止する1日前のきょう30日、日報や盛岡タイムスに「シティ青山の直営部門跡にジョイスが入居」というニュースが掲載された。
ダイエーが撤退後、バス会社「岩手県交通」の子会社で、建物の管理者である「シティ商事」みずからスーパー業に手を突っ込み、あえなく失敗。事業譲渡先を探していたが、当地はスーパー激戦区でもあり、交渉は難航したと思われる。
あるべき帰着点に到着したな、という印象だ。ジョイスは岩手県内のスーパー最大手。老舗店舗に入居するには適役だろう。
折しも盛岡は、青森県八戸市の有力スーパー「ユニバース」が触手を伸ばしている地域でもあり、シティ青山ももしかしたら…と思っていたが、既存店舗があまりに近く、しかも都南に大きな店を出したばかり。「青森からの刺客」というイメージもあるし、岩手県交通とは合わなかっただろう。
正直いえば、西友とかヨークベニマル(!)などの『ビッグネーム』に期待していたが、シティ青山に入るくらいなら、新規に店を建てたほうがずっとマシだろう。
そのほか、マイヤ、マルカン、生協などともテーブルにはついたと思われるが、これらは既存店が近すぎる。マルイチやベルグループは新規店舗で大変だろう。消去法的に考えても、ジョイスしか選択肢はなさそうだ。
とはいえ、ジョイスも既存店舗は近接している。フラッグシップ店舗「スーパーセンターみたけ」をはじめ、比較的新しい「長橋台店」「月が丘店」も車で5分程度の距離。
ジョイスホームページにはさっそく「ジョイス青山店」として紹介されている。シティ青山のキーテナントとして入居する模様だ。
シティ商事はほかに衣類売り場も所有していたが、こちらはおそらくジョイスの衣類部門「ベルマート」が引き継ぐものと思われる。
いったんシティ商事を解雇される従業員については、ジョイス側は青山店で全員を再雇用することはできないと断言しているが、他店舗への振り分けなどもあり得るとしており、雇用はほぼ守られそうだ。
ジョイスは既存店舗との商圏の重なりについて「他社にとられるくらいなら…」としており、積極的な出店ではないことをにおわせている。スーパー激戦区で、新鮮みも薄れた店舗だけに、「火中の栗を拾う」形にはなる。
しかし、ひとまずシティ青山が存続することは決まったわけで、ひとりの客としても、ほっとしている。ただし、新規開店後にいきなり正念場となることだろう。なにしろ自分たち(既存店舗)も敵になるわけだから。
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