「8ちゃん体操」は広告ではないが…
めんこいテレビの「あなろぐ」を見ているが、いつもいつも「中身がないなぁ」と思う。
「ピンクのしっぽ」「空飛ぶ三輪車」もそうだったが、番組の9割が企業・お店の宣伝ばかりで、ビデオで早送りして見ると、見るところがないから早送りしたまま番組が終わってしまうのだ。
早送りを止めるのは生のトークとか、比較的バラエティっぽい、ふじポンのコーナーくらい(これも結局は「県広報」で、いわば役所の宣伝なのだが)。
出演者のパーソナリティを生かしたコーナーが多い「5きげんテレビ」「じゃじゃじゃTV」「楽茶間」と比べると、商品やお店の紹介をえんえん続けるだけの「あなろぐ」は「オールCM」のような番組に感じる。
想像するに、番組審議会などでもけっこうやり玉に挙がっているのではないか(めんこいはディスクローズには消極的だから表には出さないだろうが)。
ただ、そんな声をめんこいに届けても、おそらく聞く耳は持たないと思う。「これがウチのやり方ですから…」という答えが返ってくるだけだろう。
「5きげん」にしても「楽茶間」にしても、CMを除いても、番組の半分くらいは宣伝なわけで、「番組中の宣伝の割合」が5割か9割かの違いなのだ。いわば裏千家か表千家かといったような、「作法の違い」なのだろう。
岩手はしょせん都会から遠く離れた田舎だ。芸能人が来て司会をするわけでもない。腕利きの放送作家を雇えるわけでもない。岩手で報道以外のテレビ番組を作るには、「広告」「情報」というコンテンツを有効に使うしかないのだろう(報道番組でも、取材と称して広告を入れるという裏技もあるようだが)。
ただ、それを究極に突き詰めると、「あなろぐ」のような中身の薄い番組になってしまう。それが「めんこい流」なのかもしれないが、これを続けていると、視聴者には「こんなつまらない番組流すくらいなら、東京の深夜番組をもっと増やせ」とか言われてしまいかねない。テレビ局としてのアイデンティティを問われる。
では、「水曜どうでしょう」が岩手のテレビ局に作れるか。めんこいだろうがテレビ岩手だろうが、難しかろう。ふじポンに頑張ってもらうか? テレビ局が頑張るべきだと思うのだが、努力には限界がある。
しかし出来る範囲で努力はしてもらいたい。宣伝もいいが、それだけに頼らない番組のほうがいい。「東京の番組の方がおもしろい」のは当たり前だけども、それに甘えてはいけないと思うのだ。
まずは「あなろぐ」には、せめて宣伝を7割くらいに濃縮していただきたいものだ。唯一の?オリジナルコンテンツである「8ちゃん体操」も、テレビ局側の自己満足にしか見えない。
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