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フリーダ

12月13日夜、BSジャパンにて視聴。アメリカ映画。

3年前の公開時、「眉毛のつながった珍妙な女」(=主役)の写真に驚いたのを覚えている。
そのときは映画は見なかったので(盛岡では当時シネコンもなく、単館系は上映しないのが多かった)
3年ぶりに見られたこととなる。

で、主役の「フリーダ・カーロ」はメキシコの画家。
21歳年上の画家と結婚した彼女の愛の日々を描いている。

フリーダの作品をモチーフにしたと思われる構図のカットが
随所に挿入され、映画に何とも言えない味を残す。
ときにコミカルで、ときに哀しい。

舞台は20世紀初頭のメキシコ。
高校生のフリーダは、通学途中に交通事故に遭い大けがを負う。
恋人も渡欧し哀しい日々を送る彼女はふと「絵」を描き始める。
そして壁面画家の巨匠、ディエゴ・リベラに指導を求める。
いつしか二人は愛し合うようになる。

結婚後、売れっ子になったディエゴと渡米するが、怪我の後遺症で流産。
ディエゴも共産主義者ゆえのトラブルを起こし、メキシコに戻る。
そして渡墨した革命家トロツキーを自宅にかくまうが、それからもトラブルが続く。
トロツキーと寝たり、パリに渡ったりと、自由奔放な人生を送るようになる。
(映画では描かれていないが、イサム・ノグチとも関係を持ったそうである
彼女自身も、画家としての地位を確立していくが、体は病に冒されていく…

愛と悲しみの日々を、絵筆に託すフリーダ。
家族を愛し、夫を愛するが、いつもどこかでつまづき、
そして愛に救われる。一見ふらふらしているようで、
一本筋の通った人生を送るのだ。

フリーダの情熱的な人生の終末を
彼女自身の絵画で表現して映画は終わるが、
エンディング・ロールは出ずに番組終了。
民放放映の哀しさであるが、映画自体は堪能した。

絵画も映画も素人なので偉そうには言えないが
「ド自由な女の一代記」という印象。
内省的かつ厭世的な絵を描きまくり、
酒におぼれ、男におぼれ、しまいには女とも文字通り乳繰り合う。
そして病にさいなまれつつも、熱い人生を燃やし尽くす。
子供が生まれなかったことで、自由すぎる生活は保障されたわけだが、
彼女の苦難続きの人生を決めたのは、
高校生の時の事故だったのか、と思うとやるせなさも残る。
それでも、いろいろな人と愛し合った熱い熱い日々を送れた彼女は幸せ者だったのだろう。

メキシコがおもな舞台だが、スペイン語はほとんど出てこないで
全編英語なのは不思議だが、アメリカ映画だから致し方あるまい。
ところどころヒスパニック風に聞こえる英語から雰囲気を味わうほかない
(英語のリスニングなんかできんからあくまで雰囲気ね)。

映画の公式サイトはまだ残っている。ご参考まで。

この映画を見てたら「明石家さんちゃんねる」を見逃し、
「ふみ」師匠の重大発言を聞き逃してしもうた。

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コメント

初めまして・・。
ブログ【栄子ママの箏だより】に
12月13日、フリーダ・カーロという記事を書きました。
今、TBに気がつきましたので・・。

千夜一酒館も覗かせていただきます。では、また。

投稿: 栄子ママの箏だより | 2006.12.14 12:52

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