わんこそば大会と飢餓の国
盛岡市で全日本わんこそば大会が開かれた
(地元民として恥ずかしながら全国版のニュースで知った)。
健啖を競い合う歴史のある大会。
東京の25歳の男性が2年連続優勝を果たし、2位、3位は女性だったとのこと。
わんこそば元祖を争う花巻市でも同様の大会が開かれている。
詳しくはこちら
全国ニュースにもなるくらい知名度の高いイベントであるが、
この大会に関し、こういうことを書いているブログがあった。
「地球の裏側では数万人の人々が飢え死にしてるのに、
こんな大会に参加している人は何を考えているのかね」。
う~ん。
それを言っちゃあ、おしまいよ。
と、寅さんの気持ちになってしまった。
お気持ちは分かるが、こんなちっぽけな街で開かれる大会で
「地球の裏側」の話を出されてもなあ、と思うのだ。
「飢餓に苦しむ人々に配慮してわんこそば大会はやめます」なんて言えるだろうか。
「飢餓の国に配慮して」「貧しい人々のことを考えて」なんてやってたら、
それこそ生活できなくなってしまう。
やや論理は飛躍するが…
毎日食べる量を減らしてアフリカに寄付しろというのか。
毎月の給料を削ってまでユニセフに募金するのが国民の義務なのか。
自分は貧しくなっても、稼いだお金は富めぬ人々に施すのが人間だというのか。
それは違うだろう。人間みな僧侶なわけじゃない。
身も蓋もないかもしれないが「それはそれ、これはこれ」だと思うのだ。
アフリカはアフリカ、ブラジルはブラジル、日本は日本。
「大食い早食い大会に出る奴の気が知れないね」なんて言ってたら
ギャルソネもジャイアント白田もホットドッグ男も「地球から出ていけ」ということになる。
でもみんなおもしろがって見ているじゃないですか。
確かに、過去には新潟県の地震被災者に配慮してわんこそば大会が中止されたこともあった。
そりゃ、同じ国だもんね。岩手の人だって、新潟にはいろいろ、世話になっているものね。
だけど、日々の交流もほとんどない「飢餓の国」のことまで考えてたら、
わんこそば大会は未来永劫開催しちゃいけません、ってことになる。
それに、大食い早食い大会の例を引き合いに出さずとも、
日本国内では毎日大量の「残飯」が出るという。
コンビニにバイトしていたから知っているが、
賞味期限が来た弁当はみな「廃棄」だ
(少なくとも勤めた店ではバイト君も食べちゃいけないことになってた)。
なんとかすべきなのはわんこそば大会じゃなくてそっちの方だろう。
募金も寄付もあほらしいと言っているではない。
わんこそば大会を批判するのは「お門違い」だ、と言いたいのだ。
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