増田知事、4選出馬せず
やはりこのニュースには触れずにはおけない。
岩手県知事・増田寛也氏が、来年の知事選への不出馬を決め、
取りざたされていた4選を否定する会見を急遽開いた。
キャリア官僚から岩手に飛び込み、
改革派知事として岩手県をリードしてきた増田氏の県政は12年で幕を下ろす。
知事の多選による弊害の最たるものが同じ東北から表出し、
さすがに16年は…という思いも頭をもたげたのだろう、
「12月に進退を明らかにする」としていたが、結局10月末の発表と相成った。
ただ、「3選で一区切りするつもりだった」というが、
近年は競馬問題など「ほっておけない」案件が出てきて、
多少のとまどいはあったのではないだろうか。
民主党は早くから来年の岩手県知事選候補者に、
小沢チルドレン?の達増拓也衆院議員を推していた。
知名度抜群の達増氏を担ぎ出され、
面白くない自民党が、増田氏に秋波を送り続けていたが、
ラブコールは届かなかったようだ。
これで自民党は来年の知事選候補をいまから選ぶ羽目に陥った。
最初から増田氏と民主党がくっついていて…なんていう邪推もしたが、それはないか。
前回の国政選挙で敗北した元副知事や、
おなじみのオバサン歌手をようやくめとった某社長が名乗りを上げているが、
達増氏の有利な情勢は変わらないとみられる。
競馬問題などの大きな置きみやげを達増氏なり新知事なりに託すのか、
あるいはその前に「片づけて」しまう(=競馬を廃止する)のか。
まだ目が離せない状況が続くが、
いずれ、増田政権の13年目が訪れないことは評価したいと思う。
(某プロレスラーみたいに前言撤回なんてかっこわるいことは言いっこなしですよ)
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