必要な情報か
「Wikipedia」で地方紙について調べると、
各新聞の項目において、
「テレビ欄」について詳細に載っていることが多い
(例:「盛岡タイムス」「日刊県民福井」)。
その新聞の来歴や現在の状況などよりもはるかに多くの文字数を使って
「○○テレビ、○○放送はフルサイズ、隣県の△△テレビ、テレビ☆☆はハーフサイズ」
などと事細かに書いているのである。
多分これは「ラテ欄オタク君」が、
「ボクの研究を見てください!」と書きまくった「成果物」なのだろう。
世の中にこんな情報を必要とする人間がどれだけいるのだろうか。
あまりいないと思う。
しかし、「ラテ欄オタク君」にとっては
「全国の同好の士にとっては欠くべからざる情報」であり、
「好意」に基づいてWikipediaにその情報を提供しているわけだから
誰も掲載を止めることはできない。
そして「ラテ欄オタク君」をみんな笑えない。
「テレビオタク」「音楽オタク」「スポーツオタク」「ニュースオタク」…
いろんな「おたく」がこのWikipediaを作っているのではないか。
「ラテ欄オタク」はあまりにもニッチな層かもしれない。
正直、フルサイズだハーフサイズだなんて情報は、
「排除されてもしかたない」ものでもあるとは思う。
ただ、それらを排除することはすなわち「情報の選別」につながり、
「ひとりの知の巨人」たる「○○オタク」が情報を持ち寄り、
「みんなでつくる百科事典」たるWikipediaに、小さな傷を作ることになりかねない。
その傷が広がらなければいいのだけれど、
拡大解釈され「○○の情報は載せてもいいが××はダメ」となり、
結局「△△の資格を持つ人間しか執筆できない」といったレベルに到達すれば
結局「みんなでつくる百科事典」ではなくなってしまう。
「ラテ欄」は多くの人にとっては全く不要な情報ではあるが、
かつ「いかにもWikipediaらしい」情報でもあると思う。
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