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円楽、勇退へ

日本テレビの長寿番組「笑点」の司会者、三遊亭円楽が5月で勇退し、
現在代理で大喜利司会を務める桂歌丸が5代目司会者に就任することが発表された。
大喜利には新メンバーも加入するとのこと。

脳梗塞を克服し復帰はした円楽だったが、
番組冒頭で出演者のお知らせをするのが精一杯で、
大喜利の進行は代役司会の歌丸が務めていた。

大喜利も、歌丸が司会に回ったため、1名欠員のまま進めていたが、
新メンバーを入れることでリフレッシュを図る。
すでに林家こん平の代役に弟子のたい平が就き、定着しつつある。
他のメンバーも高齢化が進んでおり、全メンバー入れ替えも選択肢にはあっただろうが
ショックが大きいとみたようで、新メンバーの加入にとどめたようだ。

実は今年に入って、笑点はよく見ている。
演芸コーナーでは若手のお笑いも積極的に出演させ、旬のお笑いを届ける一方、
ベテランもこれまで通り登場。ガチンコなお笑いも堪能できる。

そして笑点のキモ、大喜利はまだまだパワーを失っていない。

こん平の代理という位置づけのたい平は
「スケベシャチョさん」や「ものまね」、
「山田君とのバトル」などですでにポジションをつかんでいる。
こん平は「療養」が長引いており、おそらく円楽同様、
正式に「降板」となるはずだが不安はあるまい。

もちろんおなじみのメンバーも健在。
「便所でお尻を副会長」三遊亭小遊三は独特の悪者キャラを確立。
「元祖腹黒」三遊亭楽太郎は相変わらずのスノッブさでイヤミ度満点。

林家木久蔵はすでに舌がレロレロで多少ヤバい感じだが、
そこがまたいい味になっている。木久蔵がマネをしてきた彦六を越える?
そして意外なのが三遊亭好楽。「つまらない」イメージだったが、
最近はシュールなネタでクリーンヒットをぶち当てるようになった。

そして磨きがかかる座布団運びの山田隆夫。
家庭自慢、調子外れな唄。たい平との醜い争いが笑いに拍車をかける。

大喜利にも言うまでもなく「台本」「リハーサル」はあるだろうが、
そこはそれ、プロレス同様「形式美」として楽しむべき。

大御所・歌丸が完全に司会に回るのは少々惜しい気もするが、
イキのいい落語家が新メンバーとして入ってさえくれれば
間違いなく大喜利の鮮度は維持されるであろう。

円楽は、自分の勇退が新陳代謝のためにもよい、と判断したのだろう。
「笑点」は「笑いの殿堂」であり、事実上唯一の「日本落語の大使館」。
若手お笑いブームも終焉が見えてきた今、
これからも「日本の笑いの本道」を発信し続けて欲しい。

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