ルパン三世'71 ME TRACKS
AMAZONにてセコハンを購入。「刑事ベスト24時!!」に引き続き、またもや高島幹雄モノであるがこのCDリリース時高島はまだVAP在籍中。
ヤマタケこと、鬼才・山下毅雄が書き下ろした旧作テレビアニメ版「ルパン三世」のBGMは原盤テープが現存せず、このCDでは放送フィルムのサウンドトラック(音声部)からの復元を試みている。
幹雄自ら、オリジナルと言いながら完全リメイクだった伝説のインチキサントラ(いまやあれもあれで貴重なのだが)に衝撃を受けたクチであり、「本物の旧ルパンサントラを!」とエンジニアと二人三脚で根性で作り上げたものだ。
放送音声からの復元であるため、音楽をフル再現することはできず、効果音等が残されている。残さざるを得ないのだ。
臨場感があってよいとかきれい事をいうつもりはない。サントラ盤に効果音はないがいいに決まってる。だがテープがないのだからしかたはない。それを楽しむしかない。ファンクでありつつも哀愁を帯びたヤマタケサウンドが、こうやって聴けるのだから。
「山田康雄にはロックだ」と思い立ったヤマタケがバンドメンを率いて1日で録ってしまったというスコア。
ヤマタケ自ら口笛を吹き、軽快なパーカッションが鳴り響くと思えば、ハープシコードが哀しいメロディを奏でる。
伊集加代子がウーワーとスキャットを歌えば、チャーリー・コーセイはピーサーリーエーイウォーサー(P38 Walther)とファンキーにむせび泣く。素敵すぎるじゃないかヤマタケよ。
「○○の曲はすでに出ているCDに入っているからそっちを買ってコンプリしてね」という幹雄ちゃんの悪いクセ??がこのCDにもあり、山田康雄のナレーション入りのオープニングで一番有名なものがカットされている。くやしいから手持ちのビデオから再現してMP3にしてやった(笑)。
ちなみに番組後期オープニング「ルパン~ルパン~ルパン~かこみを破ってオーイェメルパン!」を歌ったのはチャーリー・コーセイではなく「よしろう広石」であることを最近知った。(ただ、それも実は後からの録り直し版で、本放送時はチャーリー・コーセイが歌っていた、という事実をアニメ会社WEBサイトが説明している。必読)
昨年11月、ヤマタケは逝った。
素晴らしいサウンドを遺していってくれたヤマタケに感謝しつつ、
このCDをまた聴くのである。
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