ちょいワルおやじがやってきた
ライブドアの新社長にやってきたのは、会計ソフト会社「弥生」の平松庚三氏だった。
うっすらヒゲのちょいワルおやじ、といった風情。
弥生は04年末に、飛ぶ鳥を落とす勢いのライブドアに買収され、
「弥生会計」はグループの戦略的商品ともなっていた。
平松氏は堀江容疑者(当時は堀江社長)の経営手法に魅力を感じ、グループ入りを承諾したようだ。
イキのいい若いやつにいっちょ任せてみっか、くらいの気持ちだったのだろう。
それが今回、一気に「負債清算人」…じゃなかった、グループ社長として就任したわけだ。
弥生自体再身売りの噂が立っていたが、それをまずは否定することとなった。
まあ、タコの足みたいにグループ各事業を、
それこそ弥生も含め、切り売りしていくこともあり得るだろう。
ちなみに社長=代表取締役、と思われているがこれは誤り。
(「代表取締役専務」のいる会社もある)。
平松氏は取締役ではない「執行役員社長」である。
いっぽう、代表取締役には、今回逮捕をまぬがれた(?)熊谷史人氏がついた。
いつも堀江容疑者の後ろにいた、ぬぼっとした表情の男こそ熊谷氏である
熊谷氏は盛岡出身。父親は岩手県庁のエリート職員である。
証券会社をドロップアウト後ライブドアに入社した熊谷氏は、
ファイナンス部門を宮内容疑者と二人三脚で切り盛りしてきた。
ZAKZAKは熊谷何する者ぞ、と評するが、
高校時代からの彼女とできちゃった結婚してからいまや3児の父だそうで、
同世代の社員とは背負った「責任感」が違うのだろう(ウーン?)。
ライブドアの取締役6人のうち、社長にはもっとも適役だったはずだが、
28歳ではやや役不足の感は否めず、
また堀江容疑者の参謀としてのイメージが強すぎる。
そこで、一見トップのようで実質は補佐役となる地位に就いたのだ。
若グマちゃんに脇をかためられるちょいワルおやじは60歳。
今月6日に赤いちゃんちゃんこをお召しになっている。
「若さ」を武器にして突き進んできたライブドアにしては、
ずいぶんなロートルを担ぎ出してきたものだな、とも思う。
ただ平松氏はアグレッシブな経験を経てきたようだ。
読売新聞記者を皮切りに、ソニーアメリカ法人、
アメリカンエクスプレス(金持ち用の黒カード「センチュリオン」で有名)、
IDG、AOLを経て弥生の前身、インテュイットに入る。さらに米本社から日本法人を買い取ったという、
ダイナミックな、ちょいワルどころか大ワル(悪くないか)オヤジである。
この人事だけでライブドアの命脈が保たれるとは正直思えないが、
少しだけ同社へのイメージが変わりつつある。
とはいえ、ホリエモンはいまだにライブドアの取締役を退任していないのだが…
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コメント
こんにちは、TBありがとうございました。
記事、興味深く読ませていただきました。
会社って、みんなみんな若い人ばかりだと、やっぱりダメなのかな?
今回のライブドアの一連の不正も、誰も止める人がいなかったのだから。
新社長のように、いろいろな経験を積んだ人だったら、何とか立て直していけるのだろうかと、思いました。
ありがとうございました。
投稿: kim | 2006.01.27 14:40