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とことん住民力

岩手日報が年明けから大型企画として「とことん住民力」という連載企画を掲載し、このほど第1部が完結した。

「地域コミュニティの崩壊」をテーマに、高齢化、中心市街地空洞化、伝統芸能の衰退、町内会の弱体化などの現場をルポしている。

記事はむやみに分析等はしていないが、文章の裏側に、若年層や転勤族など、地域における輪・和を拒む層への批判が見え隠れする。はっきり書かない分、よけいにそれは伝わる。

あまり言いたくはないが、自分も地域へとけ込むことは拒んでいるタイプである。町内会費は払っていても活動には参加していないし、近所づきあいも無いに等しい。

ワイドショーなどで事件を取り上げる際、「○○容疑者は近所づきあいもほとんどなく…」という表現を耳にするが、近所づきあいをまともにしている人が間違いなく多数派だと言い切れるだろうか、といつも不思議に思う。

コミュニティの輪に入らない要因はいろいろある。自分の世界を守りたい、プライバシーを侵されたくない、町内会の活動が面倒、単にうっとうしい…。

日報の記事でも触れられていたが、最近は高齢者にもこういう考え方の人が増えているらしく、とくに民生委員が苦労しているという。そして発生する老人の孤独死…。

若い人も老人も自分の殻に閉じこもるのなら、戦時中さながらの「隣組」を復活させ、お互いに監視でもさせようか。…そんなわけにもいくまい。問題は根深い。

これまでの記事では若年層などへのインタビューはなかったが、第2部以降で取り上げてくれることを期待している。彼ら(自分も含めて)をいたずらに悪者扱いするだけでは何もわからないし、何も変わらない。

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「旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

清掃活動とかゴミ集積場の管理とかも、
町内会の自助努力ではやっていけなくなると思います。
今後は、お金を払って業者に外部委託するようになるでしょう。
ますます近所づきあいは希薄になるでしょうが
それが新しいコミュニティの形なのだと思いますね。

投稿: たかはし | 2006.01.15 23:53

日本は外国のように教会とかがコミュニティになるわけではないですからね。

ただ現在の日本で昔のような近所づきあいの復活は困難だし望む人もすくないでしょう
近所付き合いというよりまたボランティアグループのような
新しいコミュニティをつくっていかねばならないのかも
しれませんね。


投稿: 傷だらけの天使 | 2006.01.15 21:25

「イレギュラー/おかやま探検隊」です。わが岡山県でも同じような悩みがあります。 連載企画で記事投稿していきますので、よろしく。

投稿: sugachan | 2006.01.15 17:00

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わしのメイン新聞の山陽新聞、こりゃあお世辞でも何でもねえんじゃけど、よーできとる [続きを読む]

受信: 2006.01.15 16:57

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