ダイエー盛岡店閉店へ
ダイエー盛岡店が11月27日で閉店とのこと。閉店候補リストに名は上がっており、「奇跡は起きなかった」ということだろう。
最近は平日でも土日でも客はまばらで、5階に集約したテナントがやや人出もあるかな、という程度だった。
中心市街地に人がいた時代に建てられたが、人は皆郊外に行ってしまった。その結果である。
これにより、ダイエーで働いていた人の雇用の場がなくなるほか、大通り商店街の集客力にも影響を及ぼす。
しかしダイエーは悪意を持って店を閉めるのではない。売上が悪いから店を閉める。それだけのことだ。盛岡店が閉鎖リストに上り、盛岡市長らがダイエー本社に陳情に行った事もあるが、その程度で店を維持できるほどダイエーも楽な状態ではない。
ダイエーは一時期、盛岡だけでなく、一関、水沢にも店を持っていたが全て閉鎖(FCの食品スーパーは久慈にもあった)。盛岡店の閉鎖により、県内にダイエー直営店はなくなる。
ダイエー側は現在の盛岡店を空き店舗にしないよう努力すると言っているが、たとえ新しい主を見つけたとしても、今の規模は維持できないと思われる(維持できれば閉店しないだろう)。ちなみに一関や水沢では空き店舗を塩漬けにしたこともある。
現在、ダイエーは店舗網を首都圏や京阪神など「もうかる地域」に収斂させる意向であり、「もうからない地域」にまで手を広げた過去を捨て去ろうとしている。盛岡は物流コストがかかる上に収益も出せない、「もうからない店」の一つに過ぎなかったのだ。ちなみに盛岡(岩手)と同じ11月27日に広島、香川、徳島からも撤退するとのこと。
夢を持って全国にダイエーの輪を広げた中内功が先日鬼籍に入った。そしていま、中内のともしたオレンジの明かりがひとつひとつゆっくりと、日本各地から消えつつある。
なお、国際興業系列のFC店舗「シティ青山」(厳密にはFCからさらに一歩引いた契約だが)も、朝日新聞によれば、来年2月にダイエーFCから脱退するという。これにより岩手から完全にダイエーの店舗が消滅する。
(追記)
ダイエー退店後の店舗については、県内中小資本の集合体による寄合百貨店だけは避けてほしい。いかにも大手資本が撤退したのが明らかな、訳の分からない横文字の名前を掲げる大型店舗なんてものができたら、どこかのさびれた地方都市と同じになってしまう。
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コメント
TBありがとうございました。
どの店舗についても、地元経済への影響が
心配ですね。
早く後継テナントが決まればよいのですが。
投稿: mozilla_99 | 2005.10.01 14:02
TBありがとうございます。
たしかに、ダイエーは「都市型」が圧倒的に多いですね。しかし、今の主流は
イオンなどに代表される、郊外志向の大型複合型ですね。ポイントは大型駐車場が絶対必要で、大きな専門店街と多館タイプの映画館とDIY店や電気店などが合体したタイプですね。これには「広大さ」が要ります。
反対に都市には「高級商品」か「専門性商品」が揃ってる店が要ります。
投稿: unclemac | 2005.09.30 01:34