まんが日本昔ばなし
往年の名アニメ番組「まんが日本昔ばなし」が10月から水曜18時55分から放送されるという。
この時間帯の制作は毎日放送(大阪)。毎日放送の水曜7時台といえば「呪われた枠」と言われ、この枠を全国向けに割り当てられて以来、半年以上続いた番組は確か存在しないはず。
毎日放送はありとあらゆるパターンの番組を用意したが長続きはせず、結局4月、10月期に始めた番組が1クールで終わり、あとの1クールをスペシャル企画でつなぐというパターンが見られた。
そんな中での「まんが日本昔ばなし」復活。長続きするとはとうてい思えないし、苦し紛れの復活劇とせせら笑うのは簡単だが、本放送が終了したのが94年で、11年ぶりの復活となると、ちょっぴり興奮をもって伝えたい話題でもある。
今回の放送では新作は用意せず、75年1月(まだ毎日放送がNET系列、今のテレ朝系だったころ)のビデオ化もされていない作品をデジタル処理し、ハイビジョンで放送するという。オープニングテーマはおなじみの「坊や~」で、エンディングは中期に使用されたこれまた耳になじんだ「にんげんっていいな」(小林亜星)が採用された。
絵、ストーリー、演出、BGM。すべてが「ほのぼの」としているのが「日本昔ばなし」の「キモ」。こうやって紹介しているだけでも、市原悦子、常田富士男の語りがいまにも聞こえてきそうだ。
だが、今の子どもはセルやフィルムを使わぬ刺激的な色合いのデジタルアニメに慣れ、CGがグリグリ動くテレビゲームに熱中している。アニメもゲームも、殺伐とした複雑なストーリー、派手な演出のものが多くなっている。
果たして現代の子どもたちに、素朴な「まんが日本昔ばなし」が受け入れられるかどうか。そうすんなりとはいかないと思う。というか、むしろ「親が見せたい」ほうに入るんだろうな。健闘を祈る。
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