パックマンディフェンス
ライブドアの攻勢ばかりが伝えられるフジサンケイ買収問題であるが、取締役会間近になって、フジサンケイが逆にライブドアを買収するのではないかという報道が飛び出した。
「逆買収」ともいえるこの手法を、アメリカでは「パックマンディフェンス」と言うそうだ。外資をパトロンに据えたライブドアを食べるのが、日本生まれの「パックマン」と来ればこれは痛快な話だ。
この手法はアメリカでも成功例は少ないと言うし、もう時間がないのではないか、という見方もある。ただ実行すること自体は不可能ではないらしい。
堀江社長自身も、逆買収について「互いの株主にとっていいこと」としているそうだ。自分の会社に対してもドライなところは堀江氏らしい。
フジテレビがライブドアを買収すれば、堀江社長の言うネットとテレビの融合はもっと円満?にできるはず。(そうそう、ニッポン放送のラジオも忘れちゃいけません)
フジサンケイ支配下になれば、ライブドア社員の給与体系も、一部社員・役員がごそっと持っていくようなアメリカ式から多少は是正されるだろう(それじゃダメだろ、という意見もあろうが)。
フジと提携を進める楽天に、ライブドア社ごと事業を譲渡することも考えられる。楽天は労せずにしてライバル企業を手中に収めることとなる。
ライブドアは株転がし以外にあまりとりえがないように見えるが、実はソフトウェア開発の子会社(プロジーや弥生)も持っているし、プロバイダ事業もある(これが本来の事業なんだけど)。
別に楽天でなくとも、売却先はヤフーでもサイバーエージェントでもよかろう。
ライブドアという会社ひとつなくなったところで、ニッポンITの図式はそう変わることはない。ライブドアなんて、所詮その程度の会社なのだから。株主や従業員、顧客の利益が保障されればそれでいい。
一方でひとり取り残されるであろう堀江氏(実際には熊谷氏あたりもついていくだろうが)はどうなるか。いやいや、手元にオカネは残るからまた何かやらかすだろう。
パックマンディフェンスで誰が損するか、不勉強ゆえいまいち分かっていないのだが、後に引けないライブドアがガシガシ買収を進めてあちこちで齟齬を生むより、よっぽど良さそうに見えるのだけれど。
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