壮大で、高邁で
ライブドアとフジサンケイグループの争いは、長期戦になりそうだ。攻める堀江社長、守るフジサンケイ。冷静な堀江氏に対し、怒りを隠さぬフジテレビ日枝会長。
なぜ、堀江氏は突如ニッポン放送買収に動いたか。
調べてみたが、堀江氏は、既存メディアを抹殺し、新しい社会を構築する腹づもりのようだ。その下準備としてまずは既存メディアを手中に収め、そこから破壊と創造を進める。入り口として、親子逆転というスキがあったフジサンケイグループに目をつけ、外資ファンドを味方に、時間外取引という奇襲作戦に出た。
すべては「新しい社会」を目指すためだ。堀江氏の構想にライブドアは一丸となり、外資の理解を得て、一気に山を動かしにかかった。それがこの騒動の始まりだ。
堀江氏の壮大な思想(を持っていること)は素晴らしいと思うが、やり方が悪い。
即決即断即実行のマネーゲームで片づくほど、メディアは小さな存在ではない。「お金があるからいいだろう」では、人を小馬鹿にしている(ビジネスとしては間違ってはいないかもしれないが)。32歳の男に「私の言うとおりにしていれば間違いない」と言われても信じられない。言っていることが高邁で突飛すぎて。
いまのフジサンケイグループは、無駄で非効率的かもしれない。ライブドアの方がよっぽど効率的で透明かもしれない。
しかし、その歯車の上で、長年働いてきた人々が大勢いる。それをいきなりやってきて「私たちはオーナーです。世間はきっと社長の構想どおりになります。だから、言うとおりにしてもらいます」。それで、納得してもらえるだろうか。
ブログを検索してみると相変わらず、「立派なことを言ってるホリえもんに従わないフジサンケイって、度量が狭いね」的な意見が多い。ほんとうに度量が狭いのか、よく考えてみてほしい。
言うことが立派なだけでは、世間を動かせないのではないか。
| 固定リンク
« 誤算 | トップページ | 産経、東北の地方版を統合 »
「ニュース」カテゴリの記事
- パクり(2015.08.16)
- 2番手戦略(2015.06.06)
- カグーウォーズ(2015.02.27)
- 普通ってなんだ(2014.07.27)
- 極ZERO伝説第2章(2014.07.20)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント
まったく同感です。
今回、ホリエモンの化けの皮が剥がれたという印象が強いです。
子供のような自由奔放な人だと言われている間はいいですがね・・・。
でもホリエンモンのシンパのが多いのかなぁ・・
投稿: nyoro | 2005.02.15 14:06