洋画吹き替え
NHKのバラエティ番組に山寺宏一が出演していたが、司会から「映画の吹き替えをされてますね」と振られ、「エディ・マーフィーをやってます」と言っていた。そのあとエディっぽいセリフを言って「おお~本物だ」とスタジオのウケを取っていた。
しかし、自分はエディ・マーフィーといえば「下條アトム」派だったりする。アトムといえば「世界ウルルン滞在記」のナレーションで有名であるが、あの素朴さとトボけを混ぜたような声質が、エディの芸風にマッチしている気がするのだ。
確かに山寺も斯界では実力派だけに上手なのだが、かえって巧すぎる気がするのだ。
洋画吹き替えではときに主役級を職業声優ではなく、俳優や女優が務めるときがあるが、大体は話題性目当てなので外れが多い。
そんな中でも鉱脈があったりする。それがアトムであったり、ウーピー・ゴールドバーグの中村晃子だったり、ハリソン・フォードの村井国夫だったり。
声優は俳優・女優と違い大仰な芝居が求められる。舞台経験の多い村井はまだしも、アトムや中村は芝居っ気が薄いので、多少素人臭く感じるのだが、そこがまた味になっているのだ。
それでも、番組によってはキャストが異なることがある。それが山寺エディなどである。
昔は当てレコのフィックス(声優を固定すること)があったのだが、制作ルートの乱立や吹き替え需要の増加などでそれが崩れてきている。
昔はクリント・イーストウッドといえば故・山田康雄、ショーン・コネリーといえば若山弦蔵、というのがあった。
シルベスタ・スタローンならささきいさおか玄田哲章か、となるがやはり功兄貴に軍配をあげる(玄田はやはりシュワかスッパマンだ)。
いやー、吹き替えって奥が深いものですね。
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