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2004年9月

地元コンビニ、消滅へ

盛岡を中心に、岩手県や周辺県で展開している2つのコンビニチェーンが
大手の前にひれ伏した。
「キャメルマート」と「東北スパー」である。

さきに話が出たのは「キャメルマート」。
もともと酒販組合が経営していたこともあり、酒類には強く、
ポイントカードも発行するなどユニークな運営をしていたが、
先日、盛岡近郊の直営店数店を、大手「ファミリーマート」に譲渡するという報道があった。
きょう9月29日以降、徐々にファミリーマートに衣替えしていくという。

ファミリーマートは最近盛岡に進出し、青森や秋田への進出も視野に入れているといい、
その「露払い」として地元チェーンが取り込まれることとなった。
今回は数店舗であるが、キャメルマート本体の経営は厳しいようで、
「やはりチェーンごと身売りするのでは」という噂も出ている。

身売りといえばもっとあからさまなのは「東北スパー」。
田舎にしかないコンビニの代表格、「スパー」の北東北エリアチェーンである。
経営母体はスーパーのボランタリー「ベルグループ」。

こちらは最大89店舗(!)を「ローソン」に譲渡することになった。
スーパー業態の店はスパーのまま継続、
家族経営の店や山間部の店などローソンの経営方針に合わない店は、
別のチェーンに加盟するか、個人経営の店となる模様。

最近はベーカリーやデリカ(弁当や総菜)を造る厨房を併設した店舗を登場させるなど
工夫はしていたが、やはり「中小チェーン」のイメージは根強く、
チェーン全体の売り上げは不振だったようである。

この二つのチェーンに共通しているのは、実際の店舗の「みずぼらしさ」。

品揃えも大手に比べると中途半端であったし、掃除も行き届かない店が多かった。
また、大手なら必ずある、情報端末やATMなどは一切ない。
さらに公共料金の支払いなどは可能だったものの、
通信販売等の支払いはほぼ対応できていなかった。

チェーン凋落の要因としてそれ以上に激しかったのは大手チェーンの攻勢。
「ローソン」は積極的に出店を進め、
「キャメル」や「スパー」の独壇場であった県沿岸部にも進出している。

さらにダークホースなのが「サンクス」。こちらは県内陸部のみであるが
かなりのペースで出店を続けている。
サークルK(岩手では県北部に少数存在)との経営統合、シナジー効果で
ますます力を増していくと思われるチェーンでもある。

「スパー」から「サンクス」に鞍替えした店も知っているが、
経営者にとっても、やはり大手のほうが魅力だったのだろう。

戦いはシビアである。
かくして中小チェーンは退場することになったのであるが、
「地元ならでは」の店がなくなることに、さみしさも残る。

(04/10/23、スパーの公式報道に基づいて更新)

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ルパン三世

 ルパン三世のビデオにハマっている。赤ジャケの「新ルパン」だ。

 いい年をこいて…と思うのだが、そのいい年だからこそおもしろい。旧ルパン前期などと比べても、子供向けと言われる作品だけれど、エンターテインメントとしては出色のものだと思う。
 大野雄二(しつこくてスマン)の軽快な音楽にマッチした、アクション&コメディ。子供向けのくせに、お色気たっぷりの描写もあるし、物語に伏線をはってあったり。数回分見た後は、良質の映画を見たようなカタルシスに襲われる。

 確かに、とくに初期は稚拙な脚本や作画が目立ち、ツッコミどころも満載なのだが、おもしろさを前にすると、それも許せてしまう。いやむしろ、その成長期あってこその新ルパンだったりするのだ。

 子供の頃から慣れ親しんだ作品という下駄は確かに履いているし、先述の通り稚拙な作品が混じっているけれども、それを差し引いても、すばらしい作品群だと思うのだ。

 モンキー・パンチ作の原作は、妙にダーティだったり(ルパンが簡単に人殺しをしている!)、過度にエロティック(♂マークと♀マークが汗をかいてます)だったりする。傑作といわれるアニメ旧作は、前期は大人向けを意識しすぎて今見ると稚拙に見える。子供向けにシフトした後期はいわずもがな。
 珍作呼ばわりされる「PARTIII」は、エンターテインメントとしてはよくできているが、絵柄のクドさ(前期)や軽さ(後期)もあって今ひとつ深みがない。

 それらに比べ、ギラついた高度成長の70年代から、安定の80年代へ移り変わる時期に生まれた「新ルパン」は、いま見ても魅力にあふれている。

 「旧ルパン」後期のスタッフであった宮崎駿は、娯楽性の強い新ルパンが大嫌いだったそうだが、まあ個人的には宮崎駿のほうが大嫌いなので(カリ城もあまり好きではない)、意に介さない(ようにしている)。
 アニメ「ルパン三世」の地位を高め、声優・山田康雄、作曲家・大野雄二、脚本家・浦沢義雄、アニメ作家・こだま兼嗣(児玉兼嗣)や青木雄三(青木悠三)などさまざまな逸材の地位を高めた作品としても、評価されるべきであろう。

 優秀な演者やスタッフによって、宝石のようなきらめきを見せる「新ルパン」。
 ちょっぴりエッチで間抜けで、でもカッコイイルパン三世。アルコールともよく合うんだな、これが。

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おもしろいテレビ

知り合いが出ているテレビは、どんなお笑い番組よりも笑える。
自分が映っちゃっているテレビは、笑えないのに。

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東北にプロ野球

 事態は大きく変わってしまった。

 プロ野球が、東北が、いま大変である。ライブドアによる近鉄買収発表から、事態はスト騒ぎへ、そしてスト回避の後は「六本木ヒルズの金持ちIT企業2社」による、仙台バトルへと進展している。

 盛岡市民から見れば、東北を代表する都市を標榜する仙台の話。宮城県知事のゴキゲンちゃんぶりばかりが取り上げられ、最初は「ケッ仙台か」とばかにしていたが、岩手県知事やら福島県知事やらもしゃしゃり出てきて「東北でやって」とラブコール。のせられた三木谷氏も「東北各県で試合をやる」とぶちあげ、堀江氏も同調している。

 そうなれば、岩手県民としてもここはぜひ、と思ってしまう。東北各県からも注目が集まっているはず。しまいには秋田市まで「仙台じゃなくてうちに」と第二の後出しジャンケンが出る始末(悪いけど秋田じゃ冬場は雪合戦になっちゃうぞ)。

 そもそも仙台にはじめに手をつけたのはライブドア。いままで、ロッテが窮乏期にサブ本拠地として仙台にいた以外、プロ野球の球団は存在しなかった東北地方。敵の多い首都圏や阪神圏に比べれば、たいへん魅力ある市場に見えるだろう。

 楽天もそんな仙台を選んだのだが、堀江氏も指摘するように「後出しジャンケン」式だった。そのためもあり、新聞による仙台市民へのアンケートでは、9割がライブドア支持だそうだ。
 また、雑誌報道によれば、楽天は今回の騒動前にはすでに巨人幹部(+ナベツネ氏)と球団設立について「結託」していた事実もあるという。楽天のやり方は卑怯だと言われてもしかたあるまい。

 ただ、事態は楽天に有利に働いている。一連の堀江氏のエキセントリックな行動や、ライブドア社の「山師集団」的側面とその脆弱性が指摘されている。さらにそれを利用した三木谷氏は華麗なイメージ戦略をとった。うさんくさいヒゲを剃り、堀江氏のTシャツに対抗し、颯爽としたスーツ。

 堀江氏もムキになり、ノータイながらもスーツを着始めた。そしてとうとう「楽天の赤字を指摘する」伝家の宝刀を抜いてしまった。バトルはますます熱くなる一方。

 仙台は、右手と左手を両方から引かれるばかり。マスコミもやいのやいのと盛り上げているだけに、来年仙台に球団が生まれるのはほぼ確実と見られる。

 それがライブドアだろうが楽天だろうがいいのであるが(ほんとはそれが重要だけれど)、ただ、熱しにくく冷めやすい東北人気質。果たしてプロ野球は仙台に根付くのか、という問題もある。仙台周辺の転勤族が盛り上がるだけになるかもしれない。さらに、すでに地元に根付いているJリーグ球団・ベガルタ仙台も、計り知れない影響をこうむるだろう。(あるいは山形の方が悲惨かも)

 さらに、パリーグでは集客力にまだ疑問もある。ホームゲームは盛り上がっても、ビジターで出かけていった先ではお客は来るかどうか。騒動後、セリーグ、ひいては巨人戦でさえも客足が戻っていないそうだ。

 ただ、これは一つのチャンスであるようにも思う。巨人の足腰が弱まった来春に新球団がドカーンとデビューすればこれはいい活性化になるのではないか。

 東北人として目が離せない6ヶ月がこれから始まる。

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識者を疑え

いつも見ている朝のワイドショーがある。
その番組では、「識者」と呼ばれる立場の人が
コメンテーターとして、ニュースに対していろいろコメントしている。
それを参考にニュースに対して理解を深めるのが本来の見方なのだが、
中にはうさんくさいのもいる。

たとえば、弁舌さわやかにバッサバッサとニュースを斬りまくる
角刈り?にグラサンの自称写真家。
最初は共感していたが、
彼のホームページ(ブログ形式)を見てその考えを改めた。
とんでもない排他思想の持ち主だったのだ。
こんなやつのいうことをまともに信じちゃヤバいな、と。

いや、見方を変えれば彼の言うことは正しいのかもしれないが、
とてもそんな見方は自分にはできない。

そのほかにも、何でもカネの側面から物をいう経済評論家や、
あからさまな民主党びいきの大学教授など…。
つまらないアメリカンジョークを連発するデーブ・スペクターの方がまだマシに見える。

識者だからといって、言っている言葉すべてを盲信するのは危ないと思うのである。

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ライブドア球団

 「男気のライブドア」なんて書いた自分がチョット恥ずかしくなってきた。
 
 近鉄球団買収?に意欲を見せるライブドア社長・堀江氏の投機的趣味にしか見えないのだ。

 「日経ビジネス」で読んだのだが、ライブドアは、毎週の幹部会議で「どこの会社を買うか」相談をするらしい。

 32歳の堀江氏の腹心である副社長は若干26歳。32歳ならまだしも、26歳に会社を買われるなんて…。

 そして当の堀江氏。若いモデルとデートにいそしんでいるところを堂々とマスコミに公開する始末。

 Tシャツで公の場に出る癖はやめつつあるようだが、なんだかライブドアという会社、ますますうさんくさく見えてきた。

 そして球団を作るのが仙台ってのも面白くない。同じ東北人だから仙台を応援する…気にはならない。

 東北を代表する都市なんて胸を張っちゃいるが、身分不相応な地下鉄をおっ建てて青息吐息なのに、ますます金がかかることをしようとしている。球場その他インフラ整備なんて、仙台にできるのか。

 堀江氏は仙台球団設立について宮城県知事の太鼓判をもらったそうだが、まず住民に問いかけるべきじゃなかったのか。

 そもそもライブドアも堀江氏も仙台には縁もゆかりもなかろうに、「東北には球団がないから仙台だろ」というくらいの気持ちだったのだろう。

 社会人野球で実績のあるシダックスや、Jリーグチーム運営を行っている楽天も、野球球団設立に名乗りを上げている。むしろそちらのほうが現実があるような気がする。(三木谷氏も、おヒゲを剃ったようだし

 堀江氏一門には、ベースボールゲームよりマネーゲームの方が似合っている。野球は、儲かりませんってよ。

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都心に癒される

都心にあるマンションのWEBサイト。(リンク切れ時はご容赦)
http://www.ssknet.co.jp/mansion/apaiser/

「都心に暮らす。わたしなら・・・都心に癒される」というふれこみ。
場所は、三越前駅と人形町駅の間。
田舎者にはどういうシチュエーションなのか想像もつかないけれど、
便利そうだな、とは思う。

医者か芸能人か、というくらいの恐ろしい価格かと思ったら、
そうでもなかったので拍子抜けしたのだが、
「都心に癒される」という言葉にひかれた。

モノに包まれる。
足もある。
次から次へと新しいスポットが生まれる都心。
便利な場所に住める幸せって、うらやましい。
自分なら間違いなく癒されると思う。

都会に住む人は田舎暮らしをうらやましがるけれど、
田舎者には、都心暮らしがうらやましい。

金はかかると思うけどね。

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掲示板

ある限られた分野のHPをよく覗くのだが、
掲示板でいろいろためになる(ほんとはためにはならないけど、面白い)情報を
得ることができる。

しかし、ここ数年で、マニアが集まって盛り上がる掲示板がコロコロ変わっているのだ。
Aという掲示板が盛り上がったのちに閉鎖され、
Bに常連がこぞって移動。しかしそこも閉鎖…というふうに。

やはり個人運営の限界だろうか。
盛り上がるとやってくるのが「荒らし」や「お子様」。
わけのわからない書き込みをする荒らし。
質問ばかりするお子様や、日本語の分かってないお子様。
当然ながら、それに苦言を呈する管理人や常連がいる。

ときに話が「掲示板の運営方法」にまで及ぶ。
荒らしの対応に疲れているのにさらにお説教を受け、
うんざりした管理人が「やーめた」となってしまう。
そして掲示板が閉鎖されてしまう。

似たようなHPはいろいろあるので、常連たちはそこに移動して盛り上がる。
しかしそこでも「荒らし」「お子様」が来て、
管理人は手に余してしまい、
「ここの運営が悪い」となって、「やーめた」…

そうしてどんどん掲示板がクローズされていく。

その裏で、相も変わらず同じ分野で盛り上がっているのが「★ち◇ん○る」の当該板。
いくら荒らしがこようが、もともと荒れているのだからおかまいなし。
でも※ち◎ん*らーはそんなこと慣れっこだから、たんたんとスレッドは続く…
ログは罵倒とAAまみれになって読みづらい。
その中から有用な情報を探すのは、非※ち◎ん*らーにはチトつらいのだが、
慣れている人にとってはそれも楽しみの一つらしい。

やはり、管理人がいないことが、最良?の管理方法のようだ。
完全放置プレー。荒らしたい奴は荒らし、盛り上がりたい奴は盛り上がる。

零細な掲示板は次々倒れている。
★ち◇ん○るが強者になるのも分かる気がする。

個人運営のキチッと管理された掲示板のほうがいいんだけど、
「自由な掲示板」のほうが好まれ、そして残っていく現状が、
なんとなく残念に思う俺は、古い人間なんだろうかね。

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便利なツール

最近、重宝しているサイトがある。
未来検索livedoor」である。

あのライブドアが運営していると思うと
やや使う気も失せるのだが(笑)、
いやいやなかなかどうして便利なツールだ。

これは、日本中のありとあらゆるBLOGの新着記事を
キーワード検索できるという代物である。

自分が知りたい最新のトピックについて、
BLOG飼いのみなさんはどう思ってるのよ?
というときに、とても便利である。

似たようなものに「ココログル」があって、よく使っていたのだが、
クロールはココログ限定で、更新までタイムラグがある上、
開発もストップしている状態だった。

これじゃ使えんなー、と思っていた矢先、
彗星のように現れたのが「未来検索livedoor」だったというわけ。

きょうは中部地方で地震と小規模な津波があったが、
「津波」で検索してみるとさっそく1時間弱前のBLOGが検索できた。

こんなものをタダで使わせてくれるとは、なかなかいいよ堀江クン。

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驚いた

「オンエアバトル」。「ハレルヤ」がネタの中で「シーチキン」連発。
そのまま放映。NHKも変わったね…
スポンサー以外の商品にモザイクかけまくる民放の方がよっぽど厳しい。

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ルパン三世 ジャズノート&DVD

 「ルパン三世」のテーマ音楽でおなじみの作曲家、大野雄二の初の著書。語り書き形式のエッセイ。グイグイ読ませる。一日でガバッと読んでしまった。

 「ジャズピアニスト」「作曲家」といった面は、これまでのCDのライナーに掲載されるプロフィールやインタビューなどでよく知られているところである。
 この本では、実家が熱海の老舗ホテルだとか、意外な同級生の話(*)とか、筒見京平と知り合った大学時代とか、「人間・大野雄二」にも触れることができる貴重な一冊だ。

* NHKの明石勇アナ(「小さな旅」レポーター!)や、石坂浩二は同級生

 ジャズピアニストとして成功するも、旧態依然としたジャズ界に息苦しさを感じる大野。ふと踏み入れたCMの世界に活路を見いだし、ジャズ以外のあらゆる音楽ジャンルを柔軟に吸収。才能を一気にスパークさせる。「きのこの山」「レディーボーデン」といった名曲も生まれる。
 劇伴・テーマ音楽の世界でも、「ルパン三世」は言うまでもなく、石立鉄男主演作や、「ニュースセンター9時」「人間の証明」「遊戯シリーズ」など幅広く活躍していく。

 CMやテレビの世界で培った音作りのテクニックについても言及しており、数々の職人技には感心させられる。
 クライアントやスタッフからのありとあらゆる要求に応えるため、さまざまな「防衛策」を思いつき実践するようすは、やはり「天才」なのだな、と思わずにはいられない。

 凡人の自分とは明らかに違うな、と思ったのは、「苦労を苦労と思わない性格」。
 苦労はしているはずなのだが、「あのころはつらかった」などという記述はほとんど見あたらない。音楽が好きで好きでしょうがないからこそだ。

 「野垂れ死に覚悟」という記述があったが、まさに大野雄二は「音楽と死にたい」人なのだろう。
 必死にピアノを弾いて、いつの間にか爪がはがれ、演奏後、鍵盤が血まみれだったという若い頃のエピソードには驚いたが、やはり好きだからできるのだ。そして好きだから懸命に働ける。ピアニスト稼業でビックリするくらい稼いでいたようであるし。

 メジャーリーガーのイチローを褒めていたが、「一攫千金アメリカンドリーム」を手放しで賞賛しているあたりも、ちょっと自分と違うな、と思った。「才能なき人間はとことん報われないアメリカ社会」には少し懐疑的なもんで。
 努力を惜しまずハングリー精神を持ち続けるイチローを「凄い」というけれど、むしろ大野は「好きだから仕事に打ち込める」という面で、自分と重ね合わせているのでは? そういうふうに見受けられた。

 自分のように、嫌な仕事や上司に囲まれ毎日モヤモヤしてばかりで、苦労を苦労と思って避け、かといって目立った努力もしない人間は、安月給で当然なのである。ウハハ

 そんな作曲家/ピアニスト・大野雄二の歴史は、巻末のディスコグラフィーや年表でつまみ食いできる。ソニア・ローザなど歌謡曲を手がけたり、Vシネマなど意外な仕事をしていたことも分かる。

 さて、この本。お値段が2667円と少々お高いが、これは、大野がピアノを演奏する映像が収録されたDVDが1枚付録として綴じ込まれているからである(雑音が入っているのと、余韻をぶった切っているところが気にくわないけど…)。

 「ルパン三世のテーマ」「ルパン三世愛のテーマ」から「レディーボーデン」まで。背中を丸めて一心にピアノを弾く姿。それをこの目で見たことを、昨日のことのように思い出す。

 新宿のジャズバーで、大野雄二トリオのステージを見に行ったことがあるのだ。すぐそばで大野雄二が演奏しているのを見ているだけでおなか一杯で、正直、演奏については「ウマかった」ことしか覚えていない。

 帰り際、1ステージ終え、カウンターで一杯やっていた大野におもいきって話しかけてみた。少し素っ気なかったのが印象に残っているが(一仕事終えて疲れているだろうし、ファンのお相手は日常茶飯事だろうからこれは仕方あるまい)、手を差し出して握手してくれたのは鮮明に覚えている。数々の名曲が生み出されたゴッド・ハンドをニギニギできたことは大きな自慢だ。

 この本の名は「ルパン三世 ジャズノート&DVD」。『大野雄二』ではなく『ルパン三世』なのだ。

 イメージの固定を嫌うこともなく、「ルパン系と呼ばれたい」という大野。山田康雄もモンキー・パンチも、『ルパン三世の…』という冠がついて回ったが、やはり嫌がることはなかった。

 ルパン三世って奴は、人の心を盗むのも巧いのだ。

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Googleニュース

いよいよGoogleがニュースサイトの配信を始めた。
アメリカ版から2年遅れとのこと。
http://news.google.co.jp/

Googleらしい、字ばかりが並んだ無骨なインターフェイスだが、
○時間前などと、クロールしてきた時刻を表示し、即時性をアピールしている。

同じ内容を扱った記事でも、複数のサイトを見比べることができたり、
複数のサイトに同様の文が配信されている記事(共同通信など)については
検索結果から省くなど、Googleらしい工夫が見える。

たとえば国際版のニュースを福岡のRKB毎日放送から拾ってきたり、
秋田県のニュースを青森の新聞(東奥日報)から拾ってきたりと、
少々お間抜けな部分も見受けられる。
(いずれも、JNNや共同通信配信のはずなのだが)

まだまだブラッシュアップする必要はありそうだが、
使いようによっては便利なツールに成長しそうだ。

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