異常なる音楽評論シリーズ3・ルパン三世1978ミュージックファイル
本日到着したばかりの「ルパン三世1978ミュージックファイル」を取り上げる。
またも、大野雄二なのである。
サントラの鬼・高島幹雄がVAPを退社後独立したおかげで、
コロムビアが権利を所有する「新ルパン」のマニアックなサントラ盤を
こうやって堪能できるわけである。
前作1977編では、番組立ち上がり期のテイクがおさめられた。
低予算ゆえ少人数の編成で、音質も良くないのだが、
耳なじみのある曲ばかりで、楽しませてもらった。
今回入手した(リリースは1年くらい前である(汗))1978編は、
予算もアップし、編成・音質ともに向上したテイクとなっている。
前作1977編とはうってかわって、
放送ではほとんど使用されていない曲が目立ち、マニアックな選曲となっている。
サントラには欠かせない「高揚感のある曲」(By幹雄)は、
1978年の収録では少なかったようで、
このCDでは「メロウな曲」(By幹雄)が中心である。
したがって多少物足りなさも感じるものの、
放送ではまず使われていなさそうな曲が多いだけに、
いやいやなかなかどうして、新鮮な発見もあった。
ややもすればワンパターンに陥りがちな大野サウンドであるが、
このCDでは、ハープシコード(チェンバロ)を使った曲なども多く収録され、
「こんな曲も作ってたのね」と感心しきり。
そして我らがアニイ水木一郎が歌う「ルパン三世のテーマ」(愛のテーマじゃないよ)も
今度はフルサイズが収録されており(1977ではTVサイズ)、要チェキラのヒトコト。
大野御大は、Mr.アニソン・水木アニイの起用には懐疑的だったようだが、
もしアニイが歌ったヴァージョンがテレビで採用されていたら…と思うと
なんだか胸躍るものがある。
ワインなど傾けながら、しばし音に酔いたい。
そう思わせる「大人の」アニメサントラなのである。
こどもにはもったいない。(わかんねーだろうしね)
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