アンティークバス
岩手県は、全国のバスマニアにとって「聖地」らしい。確かに街のそこかしこで(とくに郊外や町村部)、うるさいエンジン音を鳴らしてサビまみれのバスが走るのを見かける。
岩手の主なバス会社として、岩手県交通と岩手県北バスがあるが、両社ともに首都圏などで用済みになったセコハンバスを安く買い取り、路線バスに転用している。
外観は先述通り古いが、中も同様。すすけた壁、光沢のない窓枠、色あせた腰掛け…ときおり「シートベルトを着用しましょう 東京都交通局」なんて張り紙が残されているのを見かけるときもある。
アンティークバスのファンにとってはたまらないだろう。そんなバスが、古くなったエンジンをグオングオン言わせて、街中をトロトロ走り、あるいは山の中を疾走するのは楽しいはず。
全国からバスマニアが岩手のバス詣でにやってくるのも分かる気がする。
ただそれはあくまでバスマニアの話。
一般市民はボロバスより新しいバスのほうがいいに決まってる。座り心地も違うし、うるさくないし、それ以上に古いバスはバリアフリーの点で問題がある。
バス会社も「岩手は中古バスのメッカだ!」とばかりに、ボロバスに胸を張っているが、そんな町おこしされてもなぁ…というのが、日頃利用する立場からの意見である。
一般市民はますますマイカーに頼るようになるよ。
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