サブリミナル騒動
「週刊現代」が「SMAP×SMAP」に大問題が生じたと報道、ちょっとした騒ぎになっている(ジャニーズ系のゴシップのためテレビのワイドショーはいつも通りほとんど扱っていないが)。「すわ、人気番組打ち切りか?」と思いきや、なんのことはない。
「SMAP×SMAP」は実は大阪・関西テレビ発の番組(製作主導権はフジにあるようだが)。関テレが全国に向けて番組を流す際に、放送局によってはCMを差し替える場合がある。
そのとき関テレが自社用に流すCMが地方によって一瞬だけ映ってしまった、ということなのだ。それを「週刊現代」が「サブリミナル洗脳!」「番組打ち切り?」と報じたということなのだ。
う~ん、これって地方では日常茶飯事なんですよねぇ。
東京から来る番組の多くにおいてはCM差し替えが起こる。たとえば、「目下関東地方でのみ販売されている商品」や「地方に店舗がないチェーン」のCMは地方で流しても意味がないので、たとえば地元パチンコ屋のCMなどに差し替えられてしまう。
その際、きれいにパチッと切り替えられればよいが、悲しいかな、どうしてもタイムラグや誤差が、キー局と地方局の間で生じてしまう。そうなると、CMタイムの冒頭か終わりに、一瞬だけ東京向けのCMが映ってしまうのだ。
最近は技術の進歩でこの現象も少なくなっていると聞くが、今でも散見される。
この現象は東京では起こらないかといえば、それはNO。「スマスマ」のように大阪発や名古屋発の番組ではこの現象は起こっており、しかもそれは大昔から存在した問題。それをいまさら鬼の首を取ったように「サブリミナル! 危ない!」と騒ぎ立てる週刊誌側は、どうかしているとしか言いようがない。ネタを書くのに事欠いたとはいえ。
確かに、「一瞬だけ映る映像」=「サブリミナル」という考え方は、多少短絡的ではあるけれども、それでもその効果が発生する可能性はじゅうぶんにあるわけで、業界でも昔からこの問題の解決には取り組んできたそうだ。
そんな「テレビ界の日常茶飯事」を大問題!と騒ぎ立てるために、わざわざ人気番組である「スマスマ」と結びつけなくても…と思う。
田舎者は毎日、サブリミナルにさらされているのですぞ。しかも売られてもいない商品の。
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