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帝都高速度交通営団

営団地下鉄が好きだ。
岩手などという、電車やバスがヘボくて車がないと生きていけないド田舎(大げさ)に住んでいると、
地下を縦横無尽に走るこの鉄道に、ロマンを感じてしまうのだ。
東京に出張に行った際には、大体「営団一日乗車券」を購入し、
自由時間を使って23区内めぐりをして体力を使い果たすのが通例となっている。
(ちなみに都営線はあまり必要性を感じない。慎太郎にゃ悪いが)

すすけたホーム、色とりどりの車内広告、長い長い乗り換え通路、
いろいろな私鉄・3セクとの相互乗り入れ、カラフルな蛇の目の路線意匠、
改札の内側にあるパン屋やスターバックス…。
田舎者にはこれらが「あこがれ」だったりする。

数分待っていれば次の車両が来るのが凄い。
普段乗り慣れている人には当たり前なんだろうが、
次の便まで1時間待たせて当たり前の列車や、
時刻表が信用できないバスに慣れている田舎者には、
これが一番心に響く。

いったい都内でいくつの列車が走っているのだろう。
一からこの地下鉄を作るとしたらいくらかかるのだろう。
向かいに座っているサラリーマンはどこに行こうとしているのか。
そんなことを考えているだけでも、地下鉄は楽しい。

営団地下鉄の正式名称は無骨だ。「帝都高速度交通営団」。
第2次大戦の時期に国が地下鉄道を強制的に買い上げて作った「帝都」の「営団」である。
つまり「天皇陛下がおわす都市で」「戦争に資するため営まれる法人」(こっちのほうが慎太郎っぽいな)。
戦争が終わったのちも、GHQによる解体をまぬがれ、
終戦後60年近く経ってもなお、その名前を守り続けてきたのだ。

その愛すべき帝都高速度交通営団だが、3月31日を以て消滅する。
そして4月1日に「東京地下鉄株式会社」として民営化されることになっている。
愛称は「東京メトロ」だ。
東京、と言うけど千葉県浦安市や埼玉県和光市まで行けてしまう。
私鉄乗り入れを含めれば関東地方のかなりの範囲をカバーする。
数年後には、現在有楽町新線と呼ばれる路線が、
「池袋-新宿-渋谷」という「東京3大にぎやかな(かつ怖い)街」をつなぐことになっている。

東京メトロは、どこへ行こうとしているのだろうか。
「日本メトロ」になったらどうしよう。夢がなくなるな。
(大丈夫、地盤が固くて、あるいは柔らかすぎて穴が掘れない場所は日本にいくらでもあるから)

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コメント

3月に東京に行った際、
路線図にシールが貼ってありました。しかも2重に。
「営団地下鉄」を隠す「東京メトロ」のシールの
さらにその上にマスキングのための白いシール。
4月1日にそのマスキングシールをはがしたんでしょう。

確かに東京23区内は歩いていれば
なんらかの地下鉄駅にたどりつくことが多い。
そうでなくても私鉄や都営バスの停留所は必ずある。
運転免許がなくても大丈夫なのって、うらやましいッス。

「御堂筋」…といえば「マイドッ!浪花BEST」
というCDが欲しい今日この頃。

投稿: たかはし | 2004.04.11 22:37

大学在学中は横浜に住み東京に通っていたので感慨が。よく使ったのは、東横線直通の日比谷線(あの中目黒付近での大事故のちょっと前まで住んでおりました)、銀座線、丸の内線。
「帝都高速度交通営団」あの名前も好きだし。東京メトロなんて個人的には許せませんが。キャッチー過ぎ。
僕はよく東京の地下鉄ネットワークを評して(実体験から)東京では街を適当に歩いて分からなくなっても大丈夫、ひたすら直進すればいつか地下鉄の駅にたどり着いて、…そして、全東京圏居住者必携の「地下鉄路線図」で自分の家まで必ず帰れるから。なんて言ったものです。

ちなみに今僕のよく使う地下鉄は…「御堂筋線」です。

投稿: N氏 | 2004.03.27 00:27

僕は中央線を普段利用しているので、地下鉄東西線乗り入れ車両もよく目にするのですが、先月ぐらいから、車体に東京メトロのロゴが準備されており、その上に目隠しで営団のSのマークのシールが貼られています。鉄道マニアなので、少しでも車両に変化があると、ぴんときてしまうのです。

Primera

投稿: Primera | 2004.03.09 00:19

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